Dec 07, 2010
電車の風景を楽しむのも国内旅行の醍醐味
私も年を取って心が"謝罪"に向けてきたのか、列車で国内旅行に見える、何気ない風景に感動を覚えるようになった。もともと、旅行は目的地に行くまでが楽しいと昔言った人がいたが、まさにそのと販売です。海外旅行も楽しいけど、時には雲だけ表示される飛行機からの風景の醍醐味は感じられない。国内旅行の電車の中で見る風景こそ、旅の良い副産物だと思う。卒業旅行のパンフレットを集め始めている人も多いのではないでしょうか。卒業旅行、国内旅行と海外旅行、どこにお出かけですか?卒業旅行海外旅行国内旅行、すべてに行くという人もいるのではないでしょうか。国内旅行の利点は、日本の素晴らしさを知るチャンスです。海外旅行は、海外の広さに目を向ける機会です。
コンピュータの処理能力は飛躍的に高くなっている。同様にIT業界の変化の速度も非常に速くなっている。今後10年は、過去10年を跳び越えるほどの技術的な変化が起こると予想できる。しかし、既存の概念を破壊するような新技術がいつ生まれるのかはその属性上、予測ができない。ただし、全世界の研究所での研究をよく見ると、未来にどのような技術が登場し波及効果を及ぼすのかを推測することはできる。米CiscoのInternet Business Solutions Group(Cisco IBSG)、選任の未来技術研究者であり技術者でもあるデイブ・エバンス(Dave Evans)氏はこうした未来技術の推測を主業務としている。
エバンス氏は、同社の技術発表イベント「CISCO Live」を通じて、今後10年間で世の中を変える10種類のトレンドを発表した。以下のトレンドは、エバンス氏が過去数年間に数多くのアナリストたちや未来技術研究者たちと情報交換を行った内容を土台として選定している。
1. モノのインターネット
「モノ」つまり、PCやスマートフォン、タブレット型PC、TVなどがインターネットに接続されるケースが増えてきている。「IPv6」への転換により、この「モノ」のインターネット接続は一層増加していくだろう。Cisco IBSGの予測によると、インターネットに連結されたモノの数は2020年までに500億個に達するという。これは、地球上の全ての人々が6個以上のモノをインターネットに接続するということである。先進国に住んでいる大部分の人々は、すでに3個以上のモノをインターネットに接続して使っている。エバンス氏は、こうした状況を見て「次は大容量のデータを収集、伝送、分析、波及できる低電力センサーを使ったセンサーネットワークの番だ。」と予見した。
「Zigbee」、「6LoWPAN(over IPv6)」、「Z-Wave」のような標準技術を基盤としているセンサーは、今でもすでに様々な部分で利用されているが、中には驚くべき方式で活用されているケースも存在する。Zigbeeはスマート化された家電や計器類などで活用されている。インターネットの父と呼ばれているヴィントン・サーフ (Vint Cerf)氏は、ワイン用冷蔵庫の温度感知システムにover IPv6を用いている。またZ-Waveは、米Verizonが提唱しているスマート・ホーム・オートメーション・サービスの土台となっている。
しかし、センサーネットワークはこれで終わりではなく、より一層革新的な方式でも活用されている。オランダの新興会社であるSparkedは、家畜の耳にセンサーを移植して健康状態や位置を監視している。また靴や喘息患者用の吸入器といった医療装備、手術道具にもセンサーが内蔵されている。さらにスウェーデンではEricssonが、植物にセンサーを埋め込み、植物の感情を多少ではあるが解釈し、Tweetする試みも行われている。(アカウント:@connectedtree、ハッシュタグ:#ectree)
2.“ビッグデータ”ではなく“ゼッタフラッド”
2008年に世界で作られたデータは5EB(エクサバイト)。これは、DVD 10億個に相当する。しかし3年後には1.2ZB(ゼッタバイト)のデータが作られると観測されている。1ZBは1024EBに該当する。エバンス氏は「1.2ZBとは、全人類が今後100年間TwitterでTweetを行ったり、1時間のTV番組1億2,500万年間分のデータ量に等しい」と語った。こうしたデータの急増化には、HD映像が広く普及したことも大きく影響している。Ciscoはこれに関連して、2015年のインターネット・データの 91%は動画が占めるだろうと観測している。
また、Ciscoはこうしたいわゆる「ゼッタフラッド(データの急増、及び活用)」のためには正確かつ大容量でデータ移行ができるネットワークが必要だと説明し、こうした時代の到来に向けマーケティング戦略とともに製品開発に力を注いでいるという。
3.クラウドの知恵
データ・ゼッタフラッドの大部分はクラウドに保存される。またそのほとんどはプライベート・ネットワーク内で終始するのではなく、クラウド上に保管されアクセスされると見られる。2020年には、データの1/3程度がクラウドに常駐、またはクラウドを通してアクセス、利用されるとCiscoは見通しを立てている。
全世界でのクラウド・サービスの売り上げは、毎年20%ずつ跳ね上がっている。企業がITを使って革新を目指す、またはクラウド・コンピューティングを導入する、などでのIT支出は2014年に1兆USドルを上回ると考えられている。これはGoogleのような大企業を作ることができる金額である。エバンス氏は、「クラウドはとても強力なツール。リアルタイムでの言語翻訳によりコミュニケーションをとり、まるで『Wolfram Alpha』のようなスーパー・コンピュータにアクセスして知識を蓄えたり、IBMの『Watson』のようなコンピューティング・プラットホームを使って自身の健康管理もできるなど、より幅広く情報の活用ができるようになる」と語った。
動画など、エンドポイント機器に伝達されるクラウド・コンピューティングの処理能力は、リアルタイム翻訳の技術などとともに人類のコミュニケーション能力を劇的に変える。今現在でもAndroid端末で音声検索を行えば、Googleのクラウドに質問を送って解読、分析し結果が返ってくる。エバンス氏は、「文脈情報や位置情報など、ネットワーク上にはさらに多くの知識となるデータが構築されていくだろう」と説明した。
機器は常にネットワークに接続されており、これらに保存されるデータにより、一層細かく正確なデータの提供や活用ができるようになる。例えば、電話がかかってきた際、個別センサーにより着信者が目覚めているかどうか、また自動車の運転をしていないか(時速何kmで走っているかなど)の情報により、留守番電話に切り替えることもできる。
4.次世代の「ネット」
エバンス氏は、ネットワークの速度向上を説明するため、住居環境も事例として挙げた。ネットワークの性能は彼がテルネットを主に利用していた1990年から現在に至るまでに17万倍も向上している。
現在エバンス氏は、38個の常時接続している機器と、50Mbpsの通信帯域を使っている。これは、各種の会議システムや映画のストリーミング、オンライン・ゲームを同時に処理できる速度である。 しかし今後10年間、家庭でのネットワーク速度は3百万倍も向上するものと考えられている。
多くの企業が40Gbpsや100Gbpsのネットワークに注目しているが、これとは異なる形態のネットワークも登場する可能性は高い。サーフ氏は、遠隔地に遅延することなくデータ伝送ができるInterPlanetary Network(IPN)を構築するために必要な新しいプロトコルについて語っている。 エバンス氏は、これについてレーザーを利用するマルチ・テラビット・ネットワークに対する研究開発も行われるだろうと見解を示している。
マルチ・テラビット・ネットワークの初期研究はすでに進行中である。量子物理学に土台を置いたいわゆる「量子ネットワーク」という概念だ。これは二つの微粒子が距離に関係なく分離することができ、その後絡まるようになって、一つが変わればもう一方も変わるという「量子もつれ(Quantum Entanglement)」に関連しており、今後数十年以内に実現するであろうと予想されている。
5.狭くなる世の中
常時接続されたソーシャル・ネットワーキングは、文化そのものを変える力を持っている。最近のエジプト革命や、これによって触発された「アラブの春」は好例である。ソーシャル・ネットワーキングの影響力は引き続き文化の間を速く動き回るものと見られる。
このように世の中の距離が縮まれば、情報の伝播もまた速くなる。エバンス氏は、「東日本大震災を最も速く海外に知らせたのは日本人による Twitterでの発信だった。これは、米国地質研究所がアラスカやワシントン、オレゴン、カリフォルニアに公式に津波警報を発令するずっと前であった」と語る。
このように事件の勃発や伝播が「近時間(near time)」から「リアルタイム(real time)」に変わろうとしている。これは、文化の発展、改革などがより迅速に行われる原動力となるという。
6.電力の力
人口は引き続き増加している。エバンス氏は、今後20年間で人口100万を越える大都市が毎月1都市ずつ登場するであろうと推定している。したがって、これらの都市に電力をより効率的に供給する方法も考え出さなければならない。特に太陽エネルギーへの期待度、重要度は日増しに大きくなっている。
エバンス氏は、「太陽エネルギーだけで人類の電力需要を充当することができる。 現在、全世界のエネルギー需要を満たすため、25ヶ所に93平方km規模の太陽エネルギー発電所が建築されている。毎年17万平方kmの森林がなくなっているという事実と比較してみるとどうだろうか」と話した。この太陽エネルギー発電所は、3年もあれば完工できるとも語る。
また、より経済的で実用的な技術が研究、開発もされている。オレゴン州立大学の教授たちは去る6月、インクジェットプリンターを使って太陽電池を「印刷」するという低コストの太陽電池生成技術を発表した。
7.仮想化技術
今後はより多くのアイテムが物理世界から仮想世界へとシフトする。今日、紙の本やDVD、CDを購入する代わりに、電子書籍や映画、音楽はダウンロードで購入されている。そして「3Dプリンティング」と呼ばれる技術では、仮想データから、食品や自転車など物理的なアイテムを作り出すことができる。これはテレビドラマStar Trekの「The Replicator」と似ている。
エバンスは「3Dプリンティング、または積層造形技術はレイヤーが複雑に重なり合う3Dモデル・データから、物体を作るための物質作成ができる」と説明した。
すでに玩具から自動車、建材に至るまで様々な物はプリンティングされている。また、物質そのものが多くのレイヤーが絡み合って作られているのと同じように、まるで部品を一つ一つ組み立てたかのように”完成物”のプリンティングも可能である。
エバンスは「近い将来、人間の臓器もまた、プリンティングできるのではないか」と語った。 去る3月、Wake Forest再生医学研究所のアンソニー・アタラ(Anthony Atala)博士はTEDにて、この臓器生成の概念を証明するため腎臓のプリンティングを実際に行った。実際に移植できるような生きた組織ではなかったが、精巧かつ精密に腎臓が作られたという点に注目しなければならない。
8.もう一つの家系図
ロボットやオンライン・アバターが新たな労働力となるかもしれない。エバンスは「すでにアニメーション・キャラクターが音声を認識し文字を音声に変換して、迅速に自分の置かれた環境を察知するなど、知識体となれる時代になっている」と語った。
2020年になると、ロボットが人間よりも優れた労働力になるだろう。IBMは、ハードウェアとソフトウェアを使える人間の頭脳を人工的に作り出すブルーブレイン(Blue Brain)プロジェクトを進めている。エバンス氏は、「IBMブルーブレインを今後10年以内に実現できると信じている」と説明した。
2025年になると、先進国ではロボットの人口が人間の人口よりも多くなる。2032年になると、ロボットは精神的にも人間より優れるようになる。また2035年までには、ロボットが完全に人間の労働力の代わりとなることができる。
この頃になると、精巧なオンライン・アバターの存在も現実のものとなる。エバンス氏は、IBMのWatsonを例に語った。Watsonのような質疑応答システムが医療にも踏み出し、患者は自ら症状を調べ、より適切な治療を受けることができるようになるのではないだろうか。
また、AR技術とジェスチャー認識をベースとしたコンピューティング環境も、教育機関や病院、通信の分野に導入されると考えられる。これは多くの変化を呼び起こすだろう。エバンス氏は「すでにマシンビジョン技術は進歩しており、自身のスマートフォンを利用して数独パズルの写真を撮影した後、これを直ちに解けるようにもなってきている」と説明した。
9.医療技術の発展
エバンス氏は、コンピューティング環境の小型化やナノボット、細胞レベルでの代替臓器を培養できる技術が今後10 年間で進んで行けば、医療の発展に大きく貢献すると語った。エバンス氏は、「究極的にいえば、人間の頭脳と機械とのインターフェースレベルでの統合がなされると、脊髄をケガした人々でさえも正常な人と同じような人生を営むことができる」と説明した。
現在もIntelが開発した脳をスキャンして何を考えているのかを把握できるソフトウェア、マインド・コントロールを基盤とするビデオ・ゲームや車椅子、行動する前にこれを予測できるツールが世に出てきている。
10.人間、それとも機械生命体?
スティーヴン・ホーキング(Stephen Hawking)博士は、「人類は自らに対する進化を、直接設計する段階に入ってきている」と語っている。医療技術の発展水準を一段階高めて考えてみると、健康な人間たちにさえ自らを拡張、強化できるツールが与えられるのではないか。エバンス氏は、これと関連していくつかの事例を提示している。
・2009年7月、スペインの研究者は、記憶を鮮明な映像として呼び起こせるいわゆる「フォトグラフィック・メモリー(Photographic Memory)」を実現できる物質を発見した。
・2009年9月、イタリアとスウェーデンの科学者は、感情を持った初の人造義手を開発した。
・2010年3月、網膜インプラントによって失明した患者の視力を回復した。
・2011年6月、テキサス心臓センターは継続した鼓動の維持、また詰まりなどの故障のない人工心臓を開発した。
当初、これらの技術は健康でない細胞を治療したり脳の損傷を治すことを目標とするだろう。しかし、人々はこれらの技術を使って、自らの身体を改善し強化することに使うのではないだろうか。
未来学者や作家としても有名なレイ・カーツワイル(Ray Kurzweil)氏は、機械が人類の知性を超える「特異点」を提唱している。彼によると、この特異点は2054年に到達するとカーツワイル氏は観測しているが、当初エバンス氏はこれを信じなかった。しかし、様々なデータを俯瞰し読み解くうちに、カーツワイル氏の観測が実現すると感じたという。
(Julie Bort/Network World米国版)
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